7匹の看板猫
7匹の猫と暮らすようになった経緯
2009年春ごろから1歳くらいの白っぽい猫が姿を見せるようになりました。
カフェをオープンしたばかりでしたし、動物は飼えないと決めつけておりました。
玄関先に救いを求めて現れた時は、瀕死の状態でした。
このままでは死んでしまうと感じ、保護することになったのは
2010年の11月の冬のことでした。
姿を見せ始めてから1年半もの間、何を食べていたのか、
どこで、雨風をしのぎ、冬の寒さに耐えていたのかを
考えると不憫に思えて目頭が熱くなってしまいます。
なぜ、早くに保護してあげなかったのか・・・
そのことばかりが、悔やまれてなりませんでした。
紹介された病院に連れて行き診察してもらったところ避妊してあるとの診断でした。
ほっとしたのもつかの間、だんだんお腹が大きくなってきたではありませんか。
命の大切さを第一に考えましたので、
迷うことなく、母親にしてあげることに決めたのでした。
2011年4月24日に♀4匹♂2匹の計6匹の子猫が無事に生まれました。
想定外の数に、6匹もの里親を探せるのかどうか、とても焦りました。
眼もようやく開いて、よちよち歩きだした可愛い盛りの頃、猫風邪を発症してしまい、
2週間は毎日通院してくださいとのことでしたので、子猫6匹の通院が始まりました。
猫風邪による結膜炎で瞼が癒着して片目になってしまう可能性もあると
言われたことで里親さんを探すのは無理かなとあきらめておりました。
長い通院生活が終わったころには、すっかり情が移り我が家の猫になっていたのです。
♀2匹は猫が大好きな隣の長男宅(CoZA)が受け入れてくれました。
我が家では♂2匹と♀2匹の子猫4匹と親猫の計5匹との暮らしが始まりました。
新入りの子猫たち 生後2カ月頃
もうこれ以上、猫が増えることは無いだろうと思っていましたが、
2016年12月、当時生後2カ月のオスの子猫4匹をまたもや保護することになったのです。
2匹は、となりの長男宅(CoZA)に再度受け入れてもらい、他2匹は我が家の一員となりました。
保護しでからというもの子猫の風邪が次々に在住猫に移ってしまい、
暮れも正月も無く、無我夢中で病院通いをしている間に3か月の月日が流れていました。
茶トラのオスは、子猫を優しく舐めてあげたり、
躾するような場面も見られ、オスであるにも関わらず
面倒見が良くて感心させられております。
猫との7年間の暮らしでとても素晴らしいと感じることは、
精神的に悩みを抱えて落ち込んでいる時や体調が優れず横になっているときなど
察知して静かにそっと寄り添ってくれて、癒してくれることです。
猫は気ままで人になつかないと言われることがありますが、そんなことはありません。
人を思う気持ちはとても強くて、常に私たちのことをじ~っと観察していて
困ったときに助けようとしてくれる優しい動物なのです。
母猫は当初、ほぼ白でしたが、ベージュ、チャコールグレー トープ の
3色がだんだん現れてきて今ではとても濃い色になっています。
恩返しに私たちの好きな色を出してくれたのかしら?などと勝手に思っています。
下の写真の3枚を比べても左から右に行くほど濃くなっているのがお分かりでしょうか。
当店は猫カフェではありませんので猫が出ている時もあれば全く出ていない時もございます。
猫たちはが気が向いたらテラスに出てきて、外を眺めたり、
椅子の上で寝ていたり気ままに過ごしています。
当初は(2009年~2013年頃)はテラスに猫を出さないようにしておりましたが
猫が見たい、猫と触れ合いたい、写真を撮らせてほしいなどのお声がありましたこともあり
再オープンに際し、猫がふらりとテラスにでてきても自由にさせるようになりました。
猫の意思に反して無理に出すようなことはありませんので
日によって全く出ていないこともあります。
冬場は寒いので2階の猫ちぐらで一塊になって寝ていることがほとんどなので
あまりテラスにはでてまいりませんね。。。。
今日は猫に会えるかな? 会えないかな?といった感じでお越しいただけたら幸いです。
たまに日当たりの良いところでの日向ぼっこしていたり、椅子の上で寝ていたり
高い場所が好きなので飾りボードの上で昼寝をしていることもあります。
皆、人好きの静かな猫たちばかりす。
猫がいるということで、できる限り衛生面に気を付けるよう心がけております。
吸引力の高い掃除機や高温の蒸気が出る清掃具(ケルヒャー)での清掃、
安全性の高いアルコール消毒液(パストリーゼ)などでの拭きとりを慣行しております。
3台の空気清浄機を設置し絶えず、空気の清浄化にも努めております。
2018年5月より消臭対策として人や動物に安全なオゾン発生器を2台設置いたしました。
快適な空間でお寛ぎいただけるように努力いたしております。
最近は猫たちも高齢13~19歳と高齢になってまいりました。
最高齢のお母さん猫は推定19歳となり、
突発的に病院に行くことがございますため
営業日を減らして猫のケアを優先にさせていただいております。